初心者の方におすすめ!ボードゲーム4選
私はこれまでそれなりに多くのボードゲームを遊んできました。初心者だったころから現在に至るまで、ボードゲームってこんなにあるのかと思うほどたくさんの数に触れてきました。
ですが、初心の心を忘れていないと思い続けています。
そしてご来店頂く方の中にもきっと「ボードゲームってあんまり遊んだことなくて、何からやればいいのかわからない…」という方もいらっしゃると思います。
むしろそんな方にこそボードゲームの魅力を知って、のめり込んでほしいんです!
そこで今回は、今までやってきた中で「これは面白い!是非遊んでほしい!」と思ったボードゲームを紹介したいと思います。
ガイスター 2人用 5-10分
まずは初心者だったころの私が一番最初にハマったゲームから紹介します。
…余談ですが、大好きなゲーム実況者グループ「いい大人達」という方々の動画で紹介され、気になって購入したことが始まりでした。
さてゲームの内容ですが、1枚のボードに向き合ってプレイするスタイルというありがちな対戦型ボードゲームになっています。
- お互い青の「いいおばけ」と赤の「悪いおばけ」を4つずつ、計8個を互いが好きなように並べる。
- 1回の手番で出来ることは、駒を一つ縦横いずれかに1マス動かすだけ。相手の駒とぶつかったら、相手の駒を取る。
- 相手の青いおばけを4つ“取る”か、相手に赤いおばけを4つ“取らせる”か、相手の奥の角から自分の青いおばけ1人を逃がすか。どれか1つの条件が満たされたら勝ち。
この「いいおばけ」と「悪いおばけ」、自分のほうからしか見えない背中に書かれているのです。つまり、相手の駒を実際に獲得するまでどちらか分からないということです。
「(あれ?相手のこのおばけ、取られたがっているな…ひょっとして赤かな?いや、その裏をかいて青なのかも…)」
という思考がグルグルと迫られる心理戦を強いられ、ゲーム終盤ではたった一つの駒の獲得に一喜一憂することになります。
たった2種類の駒と、小さなボード。それだけで相手の心を探る。シンプルですが何とも奥深いゲームです。
オニリム 1-2人用 10-15分
ボードゲームは「人と直接関わりながら遊ぶことを醍醐味としている」というイメージがあると思います。ですが、このオニリムは「一人で遊べるボードゲーム」なんです。一応2人でも遊べるんですが、このゲームの世界観を1人で味わっていただきたい理由があるんです。それがこのコンセプト。
- 自分の夢の中で天文台・水族館・植物園・図書館の世界を旅する
- それぞれの世界の扉を2枚見つけて夢から覚めよう!
という自分自身の夢を散策するゲームなんです。要所要所で立ちはだかる悪夢にもがきながら、時には鍵を武器として悪夢に立ち向かい、時にはその鍵を使って扉を開けたり、予知夢を使って危険を回避したり。何より難易度調整が絶妙で、かろうじてクリアできたかと思えば、もう一度やるとあと一歩で夢から覚める事ができない事も…。
自分の夢を彷徨う独特な世界観を味わってみてください。
アルゴート 3-5人用 30-45分
テレビゲームには、アクション、RPG、シミュレーション、シューティング、その他色んなジャンルが存在します。ボードゲームにも、誰より早くゴールを目指す、手札を使い切る、強い役を作る、などがあります。その中に、人と様々な材料を交換するジャンルとして「交渉」というものがあります。「カタンの開拓者たち」というタイトルが交渉ゲームのなかでは有名ですが、初心者の方にはちょっと難しいと言われているようです。
「アルゴート」は、そんな交渉要素を手軽に楽しめます。
- プレイヤーは全員、とある辺境の町から情報を収集し、徐々に広がる世界を探索する。
- 各地に散らばる8つの知識を集め、暗い森の中から楽園「エデン」を見つければ勝ち
冒険ロマン溢れるゲーム内容です。ただ、エデンを見つけるのも知識を集めるのも大変。そこでプレイヤーが駆使するのが情報交換。エメラルドやアイテムを物々交換として利用するんですが、自分のみが覗き込んだ「暗い森カード」や、相手の持っていない「知識カード」をお互い共有することを交換材料とすることができるのです。
「形あるもの」はもちろん、「情報」も武器とするという特色。時には足元を見て等価ではない交換を持ち掛け、タイミングを見計らって対戦相手を出し抜く。協力のようで協力ではない交渉ゲームの醍醐味を噛み締めてください。
インサイダーゲーム 4-8人用 15分
本でいう著者と出版社のようなもので、ボードゲームにもデザイナーとメーカーというものがあります。ちなみに海外のボードゲームには作者の名前を入れるのが一般的となっているそうですよ。そんなボードゲーム業界でも人気のメーカー「オインクゲームズ」様。ライトゲーマー層を常に賑わせ続けているメーカーですが、中でも人気なのがこのインサイダーゲームです。
ゲームの箱の中には、砂時計、沢山のお題カード、そしてプレイヤーの役割が書かれているカードが入っています。
- 「マスターカード」を引いた人はお題カードから今回のお題を確認する
- 他のプレイヤーはマスターに答えに関する質問をする。
- 砂時計が落ちる前に答えを当てられなかったら全員の負け。
…これだけだとお題を当てるだけのゲームですね。実は、質問を投げかける側の中に一人だけ「答えを知っている人=インサイダー」がいるんです。答えを導いたプレイヤーたちは、それまでタイムリミットとして使用していた 砂時計をひっくり返し、残りの砂が落ち終えるまでに「インサイダーは誰か?」を見つけなければなりません。
素知らぬ顔でプレイヤーの中に混ざり、自分の正体を知られずに上手く質問を投げかけて答えを導くインサイダー。疑心暗鬼と協力の比率が抜群なゲームです。
…いかがでしょうか。ここでご紹介したのは、あくまでオススメしたいボードゲームのごく一部です。
ご来店頂いた際は、ご要望に沿ったオススメのボードゲームを直接ご案内いたします!是非お気軽にお声かけください!