だれも負けない、だから気まずくない。協力ゲームのおすすめ5選
全員で勝つから角が立たない。対戦が苦手なグループにも遊びやすい協力ゲームのおすすめ5選を、吉祥寺のボードゲームカフェ ロンドンのスタッフが人数つきでご紹介します。
現在30代後半・40代の人にとっては、勝敗というものは仕事や遊びの中では大きなパーセンテージを占める事柄です。時代は移り変わり「ゆとり世代」と言われる概念が生まれ、1位の無い徒競走、入れた数が重要じゃない玉入れ、勝者も敗者もいない、これはこれで良い世界なような気がします。現代はこのカウンターで競争をキチンと取り入れたりもしているようですが、競争が必要な箇所、必要じゃない箇所どちらがあっても良いですよね。
ボードゲームカフェは業態の性質上、競争の空気が色濃く出る場所です。勝者がいれば敗者がいる。盛り上がった分だけ、負けた人が一瞬だけ黙るあの空気、接客していてこちらも気づきます。気心の知れた仲間内でも、職場の集まりでも、初デートでも、その「ちょっとした角」が、せっかくの時間に合わないことはあるんです。
そういうときに私たちが出すのが、全員が同じ側に立つ「協力ゲーム」です。敵は他のプレイヤーではなく、ゲームの仕掛けやタイムリミットのほう。勝てば全員で勝ち、負けても「次はこう動こう」と全員で悔しがる。角が立ちようがありません。下の5本は、約440種類ある棚の中から「対戦で気まずくなりたくないグループに最初に渡すことが多い」順で並べました。ルールの細かい説明はここではしません。遊び方は来店時にスタッフが、その卓の人数に合わせて教えます。
(スタッフがその場でゲームを選んだりルールを説明したりできるのは、スタッフが常駐する土日祝です。平日はセルフ利用=会計時以外スタッフは付きません。)
まず1本、言葉少なに一体感を味わうなら
ザ・マインド(2人 ~ 4人 / 15分)
「ルール説明が長いと、その時点で腰が引ける」というグループに、最初に出すのがこれです。手札の数字を、相談なしに小さい順で出していくだけ。たったそれだけなのに、全員の呼吸が揃った瞬間にテーブルがざわつきます。「今だ」「いや待って」が言葉ではなく目配せで飛び交う。
15分で一区切りつくので、初めての卓の肩慣らしにちょうどいい。会話が得意でないグループでも、むしろ静かに集中するこのゲームだと一体感が出やすい。協力ゲームそのものが初めての人がいる卓には、まずこれを置きます。
わいわい笑いながら協力したいグループに
花火(2人 ~ 5人 / 15分 ~ 30分)
「せっかくなら、みんなで何かを作り上げる達成感がほしい」という声には、これを出します。自分の手札は自分だけ見えない——という独特の仕掛けで、お互いにヒントを出し合いながら一発の花火を完成させていく。伝えたいのに直接言えないもどかしさが、笑いに変わるタイプです。
うまくヒントが通じて狙い通りの花火が上がったときの「やった!」は、全員で共有するもの。家族連れや、初対面が混じる集まりでも角が立ちません。15〜30分で区切りがつくテンポも、最初の数本に向いています。
マジックメイズ(1人 ~ 8人 / 15分)
人数が多くて「全員に役を行き渡らせたい」ときに重宝するのがこれです。最大8人まで一卓で、しかも進行中は原則おしゃべり禁止。全員が同じ盤面のコマを別々の方向に動かす担当を持ち、無言のままジェスチャーだけで「次はそこ動かして!」と急かし合う。
制限時間に追われながらワイワイ——というより、ワーワー言いながら進むので、大人数で来て一気に盛り上がりたいグループに刺さります。15分と短く、終わった瞬間にみんなで脱力して笑える一本です。
冒険気分で一緒に切り抜けたいグループに
禁断の島(2人 ~ 4人 / 30分)
「ただ遊ぶより、ちょっと物語っぽい状況に乗りたい」というグループに出すのがこれです。沈みゆく島から、全員で宝を集めて脱出する——という分かりやすい目的があるので、初めてでも自分が何をすべきか掴みやすい。「あと一手で間に合うかどうか」のハラハラを全員で共有できます。
誰か一人が抜けると全員が脱出できないので、自然と「先にそっちを助けよう」と声が出る。30分で一区切りつくちょうどよさもあって、協力ゲームの2本目、3本目として案内することが多いタイトルです。
もう一段、腰を据えてガッツリ協力したいグループに
パンデミック:新たなる試練(2人 ~ 4人 / 45分)
「軽いのは一通りやった、本格的なやつをみんなで攻略したい」という流れになったら、ここへ進みます。世界中に広がる病原体を、役割の違うメンバーで手分けして食い止める。誰がどこへ動き、誰が何を担当するかを相談しながら盤面を読む、協力ゲームの王道です。
45分とやや腰を据える長さですが、そのぶん勝てたときの達成感は格別。脱落者は出ず、最後まで全員が作戦会議に参加し続けるので、一日の締めの一本として出すことが多い一本です。なお、ルール説明をスタッフから受けられるのは土日祝(スタッフ常駐)です。平日の貸切は「セルフ利用プラン」でスタッフ非常駐のため、ルール説明を受けたい初めての方は土日祝がおすすめです。
協力ゲームは、卓の相性で化ける
5本挙げましたが、協力系は「誰かが仕切りすぎないか」で面白さが変わります。初対面なら全員に役割が散る軽めから、気心の知れた卓なら難度を上げて全滅覚悟の一本まで。受付で人数と顔ぶれを言ってもらえれば、その卓がいちばん噛み合う一本を出します。クリアした時の「勝った!」が全員同時に出る瞬間が、こちらも見ていて一番気持ちいいんです。
平日は前日までのご予約で4時間6,000円から、最大10名まで貸切(セルフ利用プラン)で使えます(10名・8時間なら一人あたり1,000円台から)。平日はスタッフ非常駐のセルフ利用になるため、ルール説明が必要な初めての方は土日祝のご来店がおすすめです。飲食やお気に入りのゲームの持ち込みもOK。3階・エレベーターなしなので、ベビーカーの方はその点だけご承知おきください。1階の喫茶カヤシマが目印です。
協力ゲームの在庫は、ゲーム一覧のジャンル絞り込みで「協力」を選ぶと一覧で見られます。
ご来店前に「協力ゲームを初めての4人でやりたい」「8人で盛り上がるやつ」のように人数と雰囲気を送っていただければ、当日スムーズに案内できます。気軽にどうぞ。
気になるゲームは来店時にスタッフが説明します。
人数・気分をLINEで送っていただければ、おすすめをお伝えします。